強いAIの実現方法 ~実用化に向けた実践的な作り方~

強いAIの実践的な作り方を検討しています。メイン記事に主張をまとめています。人工知能関係の書評もあり。なお、今後、任意団体として活動してみたいと考えており、手伝ってみたいという方は是非ご連絡下さい。詳しくは、メイン記事の7を参照下さい。

「岩波講座ロボット学6 ロボットフロンティア」を読んだ(前編)

ロボットフロンティア 岩波講座ロボット学6 2005年 岩波書店 2000年代初め、ホンダのP2、アシモの衝撃から10年ほどたち、アイボが販売されてまもなく、日本のロボット工学がまだ世界一流の勢いだった頃、岩波書店がロボット学という7巻もののシリ…

強いAI プログラム構想 モデル相関図

プログラムの構想を進める。今回はメモ書きだがモデル相関図を示す。文末に、プログラミングに詳しい方への助言の依頼あり。 (1)身体モデル&脳モデル 探知→行動を原則とするため、身体モデルは大きくセンサ群とアクチュエータ群に分割。アクチュエータ群…

強いAI アーキテクチャの基本原理について

以前、脳モデルをどうするのかの検討を試みたが、なんらかの成果をあげるには、当初の目論見通り、外界モデルと身体モデルを作っていき、脳モデルは実際に動かしていくしかなさそうという結論になった。 従って、話を前に進めるため、以下を整理していく。 …

「人工知能はなぜ椅子に座れないのか」を読んだ 松田雄馬 著

人工知能はなぜ椅子に座れないのか ~情報化社会における「知」と「生命」松田雄馬著 2018年 新潮選書 以前、同じ著者の「人工知能の哲学」を読んで、その参考文献の多さに感銘を受けたものである。今回は脳神経学で名前を良く聞くダマシオが多く引用さ…

AIが「意味が分かる」とはどういうことか。弱いAIに欠けているもの

今回もポエム色が強いので、ひとりごと扱いにしようかと思ったが、思ったより固い話ができたので、普通のエントリとする。 完全に余談だが、カタカナで3文字以上の技術用語の最後は延ばさないのがJISで決まっているそうな。エントリーでは無くエントリで…

「哲学入門」を読んだ(前編) 戸田山和久 著

哲学入門戸田山和久著 2014年 ちくま新書 GW10連休等もあり、しばらく更新できませんでしたが、落ち着いたので再開します。といいつつ、書評の記事ですが… 本書は、amazonで自動でお勧めされたので買ってみました。著者は名古屋大学情報科学研究科教…

脳モデルの構造について(その2)

最近pythonネタが続いてしまったので、原点に立ち戻り、考えを進めたい。 もともとのブログの趣旨は、外界及び身体モデルを作って、あとは脳モデルをいろいろ試していけば良いということだった。しかし、身体モデルを作る場合でも、直結する脳モデルの構想が…

直感 Deep Learning を読んだ(その3)4章GAN

直感DeepLearning Python×Kerasでアイデアを形にするレシピAntonio Gulli 著 2018年 オライリー・ジャパン 前回に引き続き、今回は4章のGANのうち手書き文字生成。GAN(generative adversarial network)は、本物そっくりの画像をAIが学習して作れるように…

直感 Deep Learning を読んだ(その2)3章CNN

直感DeepLearning Python×Kerasでアイデアを形にするレシピAntonio Gulli 著 2018年 オライリー・ジャパン 前回に引き続き、今回は3章の畳み込みニューラルネットワーク。サンプルプログラムは、windows7、JupyterNotebookで正常に動いた。 前回のニューラ…

シンギュラリティの夢

プログラミング、人工知能関連の話題を書くブログといえば、Qiitaという選択もある。他の人も悩むようで、はてな、Qiita等で検索すると、どちらに書くべきかという記事がいくつかあった。それらを読むと、Qiitaのガイドラインは、 Qiitaには再利用性、汎用性…

直感 Deep Learning を読んだ(その1)

直感DeepLearning Python×Kerasでアイデアを形にするレシピAntonio Gulli 著 2018年 オライリー・ジャパン 作って動かすAlifeに続き、Pythonでのネットワーク実装のために参考とする。 アナコンダをインストールしたWindows7で、正常に動いた。プログラムの…

身体モデルから脳モデルへの入力層の構造について(その1)

脳モデルへは何らかの深層学習系を導入しなくてはならないので、各種のニューラルネットワークにおける入力層の構造から、採用すべき入力層の構造を検討する。 この構造を決定するには、身体モデルにおいてどのようなセンサ入力があるか、また、脳モデルにど…

作って動かすALifeを読んだ(後編)

作って動かすALife 実装を通した人工生命モデル理論入門(後編) 岡 瑞起、池上 高志、ドミニク・チェン、青木 竜太、丸山 典宏 著2018年07月 オライリージャパン 前編、中編の続き。 第7章は「ダンスとしての相互作用」というタイトルで、人工生命ならで…

作って動かすALifeを読んだ(前編) 補足

作って動かすALife 実装を通した人工生命モデル理論入門 岡 瑞起、池上 高志、ドミニク・チェン、青木 竜太、丸山 典宏 著2018年07月 オライリージャパン 本書に載っていたプログラムが、OpenGL関係で自分の環境では動かなったので、第2章のgray_scott.py…

作って動かすALifeを読んだ(中編)

作って動かすALife 実装を通した人工生命モデル理論入門(中編) 岡 瑞起、池上 高志、ドミニク・チェン、青木 竜太、丸山 典宏 著2018年07月 オライリージャパン 前編の続き。第5章までは、自己複製を扱っていた。しかし、人工生命(Alife)の意義は、進…

作って動かすALifeを読んだ(前編)

作って動かすALife 実装を通した人工生命モデル理論入門 岡 瑞起、池上 高志、ドミニク・チェン、青木 竜太、丸山 典宏 著2018年07月 オライリージャパン オライリージャパンの宣伝が目に入り、最近買ってないなぁと思って最近の新刊リストを眺めていたら…

提案のまとめ 詳しくは右側のメイン記事で

・構成論的アプローチを実践するのに、実ロボットを実環境で動かすのではなく、外界モデルと身体モデルの中でAIを走らせ、ソフトウェアのみで行うことを提案。・意味は外界ー身体ー脳の相互作用であり、人間は意味を記号で理解する。脳ではなく外界と身体を…

身体モデルの構想

本ブログでやろうとしていることは、外界-身体-AIの相互作用により、AIが意味を取り扱えるようにして、強いAI実現の突破口とする、外界-身体は、辞書レベルでモデル化したソフトウェアで良い。 今回は、身体モデルについて、要件と作成方針を具体的に整理…

ごはんが3個現れた

少し気軽に、思いついたことを書くこともしてみようと思いました。 結局やろうとしていることは、 外界ー身体ーAIの相互作用によりAIが意味を扱えるように外界ー身体モデルを構築し、人工生命の実験をしていきましょう AIには身体が必要だ派の構成論的アプロ…

「人工知能の哲学」を読んだ 松田雄馬 著

人工知能の哲学 ~生命から紐解く知能の謎~松田雄馬著 2017年 東海大学出版部 前回ネット記事の感想を書いたが、そこで呼ばれていた松田氏の著書2冊を読んでみることとした。まずは1冊目の感想。良書を読むことができ、感謝している。 5章構成で、そ…

外界モデルの構想

本ブログでやろうとしていることは以下の通り。・外界-身体-AIの相互作用により、AIが意味を取り扱えるようにして、強いAI実現の突破口とする・外界-身体は、辞書レベルでモデル化したソフトウェアで良い。 今回は、外界モデルについて、要件と作成方針を…

未来学者は間違っている 私たちの知能の座は「ゲノム」だった 佐倉 統 を読んだ

ネットの記事であるが、本ブログでも最も着目している、身体性を取り扱った記事であり、結論に興味を惹かれたので紹介する。著者は、理化学研究所のAIPチームリーダー佐倉統氏。 勝手にリンクをして良いのか良く分かりませんが、シェアは歓迎だと思われるの…

外界ー身体ー脳モデル構築の進め方概要

しばらく実業が慌ただしく手がつかなかったが、少し落ち着いたので、気を取り直して再開する。考えを再整理すると以下の通り。 AIには意味が分からないので、人間の知性は実現できないという意見がある 意味とは、外界―身体―脳の相互作用である 構成論的アプ…

強いAIを作り始めるにあたり

しばらく更新が止まっていたが、その間に、2chにて自論を述べてみる、ということをやってみた。自論とは、本ブログで取り上げている、構成論的アプローチ(身体性)は実空間でなくてソフトウエア空間でやってみるべき、その際、外界と身体を辞書レベルで…

「強いAI・弱いAI」(8) 人工知能関連書

「強いAI・弱いAI」 鳥海不二夫著 2017年 丸善出版 本ブログのテーマである、強いAIについて正面から日本の最新状況を語っている。9人の日本を代表する専門家へのインタビューであり、1回で全部の感想は書き切れないので、1回づつにしてみた。今回が最終…

「強いAI・弱いAI」(7) 人工知能関連書

「強いAI・弱いAI」 鳥海不二夫著 2017年 丸善出版 本ブログのテーマである、強いAIについて正面から日本の最新状況を語っている。9人の日本を代表する専門家へのインタビューであり、1回で全部の感想は書き切れないので、1回づつにしてみた。今回が、第…

「脳・身体性・ロボット 知能の創発をめざして」 人工知能関連書

インテリジェンス・ダイナミクス1「脳・身体性・ロボット 知能の創発をめざして」土井利忠/藤田雅博/下村秀樹編 2005年 シュプリンガー・フェアラーク東京 かつて1990年代、日本のロボット研究が世界の最先端であった時代があった。ASIMOの前身のP2の…

「強いAI・弱いAI」(6) 人工知能関連書

「強いAI・弱いAI」 鳥海不二夫著 2017年 丸善出版 本ブログのテーマである、強いAIについて正面から日本の最新状況を語っている。9人の日本を代表する専門家へのインタビューであり、1回で全部の感想は書き切れないので、1回づつにしてみた。今回が、第…

「強いAI・弱いAI」(5) 人工知能関連書評

「強いAI・弱いAI」 鳥海不二夫著 2017年 丸善出版 本ブログのテーマである、強いAIについて正面から日本の最新状況を語っている。9人の日本を代表する専門家へのインタビューであり、1回で全部の感想は書き切れないので、1回づつにしてみた。 第6回:脳…

「強いAI・弱いAI」(4) 人工知能関連書評

「強いAI・弱いAI」 鳥海不二夫著 2017年 丸善出版 本ブログのテーマである、強いAIについて正面から日本の最新状況を語っている。9人の日本を代表する専門家へのインタビューであり、1回で全部の感想は書き切れないので、1回づつにしてみた。 第5回:羽…